夢の内容を憶えているかい?
2011年12月21日 日常 コメント (4)
最近とんと夢を見なくなった。
もっとも、、、それは俺が起きたときに憶えていないだけの話なのかも知れないが、ここ数年はマトモに内容を憶えている夢を見たことがない。
昨夜(今朝早く)、息苦しさを感じて目が覚めた。
その際にどうも夢を見ていたらしく、割と鮮明にその内容を憶えていた。
これがナニを意味するものなのかは正直解らないし、別に何かを読み取ろうとは考えていないが一応珍しい体験なので書き記しておこう。
-------------------以下夢日記----------------------
気が付くと薄暗い住宅街に俺は立っていた。
、、、何処だろう?見覚えがあるような、、、
ややあってそこが猫の通っていた大学の正門近くであることに気付く。
猫の通っていた某・私立大は多摩丘陵の一角に位置し、ちょうど岡のてっぺんを削って出来た平らな部分に校舎とグラウンドがあった。
その正門前からは「ここが登れなくなった教授は定年」と囁かれる急坂が、最寄り駅である私鉄の線路にぶつかるまでまっすぐ伸びていた。
俺はもやがかかったような薄暗い住宅街の中、その坂道を何故か滑り台を降りる様に滑ってゆく、、、尻は痛くないし、自由に速度をコントロール出来るらしく恐怖感は無かった。
坂道を降りたところに明かりがついた家が有った。
なんとはなしに覗いてみると、どうやら小さなパン屋みたいだった。
俺は入り口のドアノブを軽く引いて店内に入ってみた。
、、、いらっしゃいませ、、、。
あまり抑揚の無い女性の声がした。
狭い店内には俺以外の客は見当たらず、レジには黒っぽいタートルネックの上に白いエプロンをした女の子が立っていた。
その奥には数人の若い男女が中年の男性の指示でパンを作っているのが見えた。
皆、何処と無くヘンな雰囲気があった。
それは、動きだったり、目つきだったり、中年の男性の指示に対する返事だったりだが、、、
そうか、ここは障害者の働く施設なんだと俺は合点した。
俺は散歩の途中でパン屋を見かけると買い食いする習慣があるので、この店でも5つほどパンをトングでつまみ、トレーに乗せてレジへと持っていった。
いくら?
レジの子はレジの上に貼り付けてある年季の入った厚紙の値段表とトレーの上にある5つのパンとを交互に何度も見比べ、レジのボタンを押して言った。
、、、2600円です、、、
、、え?ちょっと高くない?ナニがそんなに高かったワケ?
俺が驚いて問いただす。
普通に考えて1000円程度の買い物しかしていないつもりだった。
俺の質問はイレギュラーだったようだ、、、困ったレジの子が奥の中年の男性を呼んだ。
手をエプロンで拭きながら奥から出てきた中年の男性は、笑顔のまま俺に「なんでしょう?」と聞いてきたので俺は「パンが5つで2600円はちょっと高過ぎやしないか?、、、どれがいくらなのか教えてくれ」と答えた。
中年の男性は「これは180円、これは160円、、、ああ、これが高いんですよ」と言いながら三角に切り分けられたブラウニーを指差した。
俺は納得がいかず値段の根拠を問いただした。
中年の男性は「これは焼きあがるまでどんな大きさになるか解らないから仕方ないんですよ」と笑いながら言った。
いや、解らないのは結構だが結局切り分けて売ってるじゃねーか!、、、てゆーかそもそも材料費も手間賃もその他のパンとさほど変わらない様な気がする。←材料費はかかるが手間は少ない
しばしレジで文句を言うが、結局お金を払い品物を受け取った。
腹いせにレジ台かなにかを足で蹴って店を後にする。←普段、こういうコトはしないはずなのにねェ、、、
店を出ると外は大分明るくなっていた。
俺はパンの入った紙袋を片手に歩いて駅に向かう。
駅名は判らないがどうやら京成線の津田沼と船橋の間にある駅らしいのは解る。
近くまで来ると駅の手前の踏切がカンカンと警告音を鳴らして赤いランプを点滅させ始めた。
俺は遮断機が降りる前にさっと線路を見回し、線路内に入ると砂利の山を登って線路の間の枕木の上を駅のホームに向かって走っていた。
駅のホームによじ登ると反対側のホームに千葉行きの赤い電車が入ってくるところだった。
俺は車掌と目が合ったので、後で清算するから乗せてくれと頼んだ。
車内は空いていた。
一番前の車両の一番前の方の右手の座席に座る。
俺が紙袋から取り出したパンをかじっていると、車内に大勢の詰襟の制服姿の連中が乗り込んできた。
ほどなくルルルルル、、、と、発車ベルが鳴り、車両が動き出した。
制服姿の連中は車両のほぼ全ての席に座り、何人かは立って吊革につかまっていた。
よく見ると彼らは全員同じ制服だが、男女、そして人種や年齢も様々な集団だった。
興味を持った俺は目の前で吊革につかまって立っているアジア系の青年に声をかけてみた。
ねぇ、君達何処の学校なんだい?
青年は人懐っこい笑顔で「僕らはジャッキー・チェンの遺志を継ぐものです」と、答えた。
遺志、、、って彼、死んで無いよね?
話を聞くと、彼らは世界中から集められた第二のジャッキー・チェンとなるべく英才教育を受けているらしい。
そんなコトもあるか、、、なんて思いながら周囲を見回すと、テレビによく出ている女性の芸人(たぶん森三中の誰か一人)が制服を着て居た。
思わず、声をかけるとちょっと疲れた様子で「番組の企画で入学したんだけど、、、なかなか卒業出来なくってェ、、、」と答えてくれた。
、、、卒業要件がスタント無しの死亡確率が極めて高いアクションじゃないコトを祈るばかりだな。
そうこうするうちに千葉行きの電車は駅に着いたようだった。
俺が窓から目をやると、ホームに浅いプールの様な水を張った箱が置いてあるのが見えた。
中に白いモノがいくつか動いているので、最初はシーズー犬が何匹か放してあるのだと思っていたが、よく見ると白っぽいうろこ状のもので全身を覆われている。
それが浅いプールの中で元気よく走り回っている。
歩行する脚が有るのに水中にしか生きられないなんて、、、不憫な生き物だなぁ、、、。
------------------------------夢日記終わり-----------------------------------
そこで息苦しくなって目が覚めた。
まぁ、記念だ。
もっとも、、、それは俺が起きたときに憶えていないだけの話なのかも知れないが、ここ数年はマトモに内容を憶えている夢を見たことがない。
昨夜(今朝早く)、息苦しさを感じて目が覚めた。
その際にどうも夢を見ていたらしく、割と鮮明にその内容を憶えていた。
これがナニを意味するものなのかは正直解らないし、別に何かを読み取ろうとは考えていないが一応珍しい体験なので書き記しておこう。
-------------------以下夢日記----------------------
気が付くと薄暗い住宅街に俺は立っていた。
、、、何処だろう?見覚えがあるような、、、
ややあってそこが猫の通っていた大学の正門近くであることに気付く。
猫の通っていた某・私立大は多摩丘陵の一角に位置し、ちょうど岡のてっぺんを削って出来た平らな部分に校舎とグラウンドがあった。
その正門前からは「ここが登れなくなった教授は定年」と囁かれる急坂が、最寄り駅である私鉄の線路にぶつかるまでまっすぐ伸びていた。
俺はもやがかかったような薄暗い住宅街の中、その坂道を何故か滑り台を降りる様に滑ってゆく、、、尻は痛くないし、自由に速度をコントロール出来るらしく恐怖感は無かった。
坂道を降りたところに明かりがついた家が有った。
なんとはなしに覗いてみると、どうやら小さなパン屋みたいだった。
俺は入り口のドアノブを軽く引いて店内に入ってみた。
、、、いらっしゃいませ、、、。
あまり抑揚の無い女性の声がした。
狭い店内には俺以外の客は見当たらず、レジには黒っぽいタートルネックの上に白いエプロンをした女の子が立っていた。
その奥には数人の若い男女が中年の男性の指示でパンを作っているのが見えた。
皆、何処と無くヘンな雰囲気があった。
それは、動きだったり、目つきだったり、中年の男性の指示に対する返事だったりだが、、、
そうか、ここは障害者の働く施設なんだと俺は合点した。
俺は散歩の途中でパン屋を見かけると買い食いする習慣があるので、この店でも5つほどパンをトングでつまみ、トレーに乗せてレジへと持っていった。
いくら?
レジの子はレジの上に貼り付けてある年季の入った厚紙の値段表とトレーの上にある5つのパンとを交互に何度も見比べ、レジのボタンを押して言った。
、、、2600円です、、、
、、え?ちょっと高くない?ナニがそんなに高かったワケ?
俺が驚いて問いただす。
普通に考えて1000円程度の買い物しかしていないつもりだった。
俺の質問はイレギュラーだったようだ、、、困ったレジの子が奥の中年の男性を呼んだ。
手をエプロンで拭きながら奥から出てきた中年の男性は、笑顔のまま俺に「なんでしょう?」と聞いてきたので俺は「パンが5つで2600円はちょっと高過ぎやしないか?、、、どれがいくらなのか教えてくれ」と答えた。
中年の男性は「これは180円、これは160円、、、ああ、これが高いんですよ」と言いながら三角に切り分けられたブラウニーを指差した。
俺は納得がいかず値段の根拠を問いただした。
中年の男性は「これは焼きあがるまでどんな大きさになるか解らないから仕方ないんですよ」と笑いながら言った。
いや、解らないのは結構だが結局切り分けて売ってるじゃねーか!、、、てゆーかそもそも材料費も手間賃もその他のパンとさほど変わらない様な気がする。←材料費はかかるが手間は少ない
しばしレジで文句を言うが、結局お金を払い品物を受け取った。
腹いせにレジ台かなにかを足で蹴って店を後にする。←普段、こういうコトはしないはずなのにねェ、、、
店を出ると外は大分明るくなっていた。
俺はパンの入った紙袋を片手に歩いて駅に向かう。
駅名は判らないがどうやら京成線の津田沼と船橋の間にある駅らしいのは解る。
近くまで来ると駅の手前の踏切がカンカンと警告音を鳴らして赤いランプを点滅させ始めた。
俺は遮断機が降りる前にさっと線路を見回し、線路内に入ると砂利の山を登って線路の間の枕木の上を駅のホームに向かって走っていた。
駅のホームによじ登ると反対側のホームに千葉行きの赤い電車が入ってくるところだった。
俺は車掌と目が合ったので、後で清算するから乗せてくれと頼んだ。
車内は空いていた。
一番前の車両の一番前の方の右手の座席に座る。
俺が紙袋から取り出したパンをかじっていると、車内に大勢の詰襟の制服姿の連中が乗り込んできた。
ほどなくルルルルル、、、と、発車ベルが鳴り、車両が動き出した。
制服姿の連中は車両のほぼ全ての席に座り、何人かは立って吊革につかまっていた。
よく見ると彼らは全員同じ制服だが、男女、そして人種や年齢も様々な集団だった。
興味を持った俺は目の前で吊革につかまって立っているアジア系の青年に声をかけてみた。
ねぇ、君達何処の学校なんだい?
青年は人懐っこい笑顔で「僕らはジャッキー・チェンの遺志を継ぐものです」と、答えた。
遺志、、、って彼、死んで無いよね?
話を聞くと、彼らは世界中から集められた第二のジャッキー・チェンとなるべく英才教育を受けているらしい。
そんなコトもあるか、、、なんて思いながら周囲を見回すと、テレビによく出ている女性の芸人(たぶん森三中の誰か一人)が制服を着て居た。
思わず、声をかけるとちょっと疲れた様子で「番組の企画で入学したんだけど、、、なかなか卒業出来なくってェ、、、」と答えてくれた。
、、、卒業要件がスタント無しの死亡確率が極めて高いアクションじゃないコトを祈るばかりだな。
そうこうするうちに千葉行きの電車は駅に着いたようだった。
俺が窓から目をやると、ホームに浅いプールの様な水を張った箱が置いてあるのが見えた。
中に白いモノがいくつか動いているので、最初はシーズー犬が何匹か放してあるのだと思っていたが、よく見ると白っぽいうろこ状のもので全身を覆われている。
それが浅いプールの中で元気よく走り回っている。
歩行する脚が有るのに水中にしか生きられないなんて、、、不憫な生き物だなぁ、、、。
------------------------------夢日記終わり-----------------------------------
そこで息苦しくなって目が覚めた。
まぁ、記念だ。
コメント
多摩には同じような立地の学校が沢山有るからなァ、、、
それにしてもやけにリアルな感じw