【龍の】Skyrim【居ない世界へ】
2012年8月20日 日常 コメント (4)
世界を救った勇者の望むものとは何だろう?
「丘の向こう側を観てみたくはないか?」
、、、かつて、そう言って勇者を篭絡した魔王が居たと話には聞く。
俺が最終的にソブンガルデにまで赴き、死闘の末にその魂を砕いた邪龍アルデュイン、、、「世界の崩壊を防ぐ」ために闘ったことに後悔は無いが、その結果として残ったのは相変わらず道を歩けば龍に襲われ、宿に泊まればその屋根を焼かれるという野良ゴン溢るる「壊れかけの世界」だった。
生物として優良である種に劣等種が捕食対象とされるのはある意味仕方の無い事だが彼等はあまりにも優れており、また強過ぎた。
無論、対話が無かった訳ではない。
アルデュイン亡き後、龍たちの長となったのは彼の弟である古龍パーサーナックスであった。
しかし彼には同族を力で押さえつけるという発想は無く、同時に種としてのあるべき姿に「人間だけに対する特別な配慮」を加えるべきでないというごくごく当たり前の思考の持ち主であった。
何度目かの対話の中でパーサーナックスは言った。
「小さきドヴァーよ、、、人間達は鹿やヤギが”我々の生命と財産に干渉しないで欲しい”と訴えたら素直にその要求を呑むのかね?」
俺は、、、何も言い返せなかった。
かつて英雄ともてはやされ、その召集に応じた帝国・ストームクローク間で結ばれた「ドラゴンの脅威を取り除くため」の停戦協定も既に失効し、スカイリム地方は再び泥沼の内戦状態、、、、今の俺は帝国はおろかストームクロークからも命を狙われ、彼等の送り込む刺客を撃退しては住処を替えるというお尋ね者に過ぎない。
スカイリムの民の間では既に「ドラゴンボーン」は暗黒時代の幕を開けた張本人ということになっており、俺はかぶりもの無しでは往来を歩くことも出来なかった。
無論、今までの経緯を知って陰助してくれる者達も居無い訳ではなかった、、、逃亡を手引きしたり、隠れ家を用意してくれた者も少なくはない。
ただ、その多くが当局の厳しい追及に屈し、俺を「売」った。
、、、今にして思えばエズバーンやデルフィンの「ドラゴンは皆殺しにしなければならない」という主張は、人間の視点からすれば至極真っ当なものだった、、、人間の繁栄のためには優良種族であるドラゴンの殲滅は必要不可欠なのだ。
その日、俺は独りで「世界のノド」の頂上付近に赴いた。
この「壊れかけた世界」をなんとかしようと思ったのだ。
俺はその日、逃げ回る間もずっと隠し持っていた「星霜の書」を使ってこの世界を造り替えた。
誰一人として意識していない改変が終わり、俺の造り出した新しい世界、、、、龍の居ないSkyrimが始まった。
「丘の向こう側を観てみたくはないか?」
、、、かつて、そう言って勇者を篭絡した魔王が居たと話には聞く。
俺が最終的にソブンガルデにまで赴き、死闘の末にその魂を砕いた邪龍アルデュイン、、、「世界の崩壊を防ぐ」ために闘ったことに後悔は無いが、その結果として残ったのは相変わらず道を歩けば龍に襲われ、宿に泊まればその屋根を焼かれるという野良ゴン溢るる「壊れかけの世界」だった。
生物として優良である種に劣等種が捕食対象とされるのはある意味仕方の無い事だが彼等はあまりにも優れており、また強過ぎた。
無論、対話が無かった訳ではない。
アルデュイン亡き後、龍たちの長となったのは彼の弟である古龍パーサーナックスであった。
しかし彼には同族を力で押さえつけるという発想は無く、同時に種としてのあるべき姿に「人間だけに対する特別な配慮」を加えるべきでないというごくごく当たり前の思考の持ち主であった。
何度目かの対話の中でパーサーナックスは言った。
「小さきドヴァーよ、、、人間達は鹿やヤギが”我々の生命と財産に干渉しないで欲しい”と訴えたら素直にその要求を呑むのかね?」
俺は、、、何も言い返せなかった。
かつて英雄ともてはやされ、その召集に応じた帝国・ストームクローク間で結ばれた「ドラゴンの脅威を取り除くため」の停戦協定も既に失効し、スカイリム地方は再び泥沼の内戦状態、、、、今の俺は帝国はおろかストームクロークからも命を狙われ、彼等の送り込む刺客を撃退しては住処を替えるというお尋ね者に過ぎない。
スカイリムの民の間では既に「ドラゴンボーン」は暗黒時代の幕を開けた張本人ということになっており、俺はかぶりもの無しでは往来を歩くことも出来なかった。
無論、今までの経緯を知って陰助してくれる者達も居無い訳ではなかった、、、逃亡を手引きしたり、隠れ家を用意してくれた者も少なくはない。
ただ、その多くが当局の厳しい追及に屈し、俺を「売」った。
、、、今にして思えばエズバーンやデルフィンの「ドラゴンは皆殺しにしなければならない」という主張は、人間の視点からすれば至極真っ当なものだった、、、人間の繁栄のためには優良種族であるドラゴンの殲滅は必要不可欠なのだ。
その日、俺は独りで「世界のノド」の頂上付近に赴いた。
この「壊れかけた世界」をなんとかしようと思ったのだ。
俺はその日、逃げ回る間もずっと隠し持っていた「星霜の書」を使ってこの世界を造り替えた。
誰一人として意識していない改変が終わり、俺の造り出した新しい世界、、、、龍の居ないSkyrimが始まった。
コメント
ドラゴン復活の前後で風景が若干違うのでオススメですよ。
2週目頑張ってください!
、、、というワケでもなさそうです
今はうっかり拾い上げてしまったドラゴンストーンがずしりと重いッスね、、、
最後はソブンガルデで英霊喰いまくりとかw悪落ちシナリオw
アストリッドは撃ち殺す方向でwwwww