今朝のことである。


仕事中の俺の店に突然「東京ガスの方」から来た二人組みが現れた。

(下請け方面的な意味合いで)


彼らは突然の訪問にもかかわらず、「失礼します」も無しにいきなり



「あ~、今からガスメーター付け替えしたいんですけどォ・・・イイッスか?」



と、マイルドヤンキーか?っていう物言いである・・・無いわ。



俺は先週だったか先々週だったかに物腰も穏やかな東京ガスの職員が来て、俺の店の上に住んでいる皆様のガスメーターを交換したいとの申し出をしていたのを思い出した。

が、その東京ガス職員は俺の店の奥の倉庫にあるメーターを下見の際に、「メーター周囲に置かれた荷物を動かす必要もあるのでしょうから」と事前連絡を約束して帰ったのだ。




「ちょっと待て」



「ンァ?なんスか?」



「工事の前にちょいと片付けしなきゃならん・・・前以て連絡するって約束じゃ無かったか?」



「あ、俺ら下請けなんでェ・・・その辺よく知らないッスわ」



「・・・」



「で、どうなんス?今日、これからイケるッスか?」


どう考えても今から工事する気以外微塵も感じられない・・・そもそもオマエは工具で一杯のその鞄を抱えてこのまま俺の店に入る気満々だろうがよ?

俺は小さく溜息をつく。




「仕方ない・・・ちょっと倉庫を片付けるから少し待っててくれないか?」



「いいッスよ」


俺は患者さんを少し待たせて倉庫に入ると、直そうと思って置いてあるNSRや滅多に使わない松葉杖、もう亡くなった婆さんから貰った傘コレクションなどを右から左へと移動させ、作業員が立ったままなら一人くらいは入れなくも無い?みたいなスペースを確保すると表で「待て!」されているみたいな作業員達に声を掛けた。



作業員達がズカズカと安全靴を鳴らして俺の店の中を歩くのはかなり気に入らないが、これは俺が許したことだ・・・工事するのにスリッパに履き替えさせては安全が保てないだろう?普通に考えて。

作業はスムースに進んだらしく、20分程で撤収する作業員達。




「終わったッス、あと、パイプにペンキ塗ってるんでェ・・・そーッスね、3~4時間は触らないほうがいいッスよォ」



「解った、お疲れ」


俺は夕方になったら荷物を戻すのを忘れないようにしなきゃな・・・なんて考えながら仕事をしていたんだが、作業員の片方が帰り際にふと振りかえってこう言った。




「あ、さっき事務に聞いたんスけどォ・・・」



「?」



「なんか何度連絡しても上の住人がサッパリ捕まらなくって・・・今日になってやっと嫁いだ娘経由で連絡付いたんだそうッスよ?」



「!」



「・・・なんか電話取らねェのか知らねェスけど、やっと婆さんが電話に出て何時が都合がいいのか聞いたら”今日でいい”って言われたそうなんで今日来たッスよ」


まぁ、上の住人のやることなので毎度毎度想像の斜め下だが・・・そもそも連絡先は携帯電話にしておけと言いたい。

そして留守番が居るのに家電話は絶対に取らないとか、どんだけ詐欺警戒してるんだよ・・・そんな使われない番号を連絡先に指定するなよ!

そして工事の都合は「今日でいい」じゃねえだろ?

そりゃ勿論その間はガス器具を使えないんだろうからアンタの家の都合って奴も大事だろうけど、実際に工事する為に作業員が入る俺の家の都合を無視するな!!







「ウチは今日でもいいですけど、下の店の都合を聞いてください」だろ?普通に考えて。





まぁ、連絡がちゃんと回ってないから「東京ガス>下請け>上の家>下請け>俺の店」という流れがブチ切れてるワケだが・・・。






・・・誰が、いや、何が問題だったんでしょうね?

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