【お届け物は】FFXI【コルシュシュへ】
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昨夜はラテーヌで羊と鳥を狩るFovをしつつセルビナまで足を伸ばして魔法を買ってきました・・・俺の大好き魔法「エンサンダー」先生です。

途中、この世界に来て初めて声をかけられて嬉しさのあまり舞い上がってしまいましたが、時間があまりにもアレ(午前2時過ぎ)なのと狩場がグスゲン鉱山だったのとで丁重にお断りいたしました。

返す返すも残念でなりません・・・外国の方でしたが、こちらがトライアラーだと気がついていたんでしょうねェ・・・俺の「ゴメンなさい、セルビナに用事があるからご一緒できません」という返事に「オー!そうか・・・だが、用事が済んでその気があったらいつでも声を掛けてくれよ?じゃあ、またな・・・この世界を楽しんでくれ!」という暖かいお言葉を頂きました。









これは胸熱。








ちょっぴり「-絆-online」感じましたw

その後、砂丘に入ってすぐあの狭い通路でアンブッシャーに絡まれ、そのままセルビナに逃げ込みました。

そこでエヴォリスなどの不用品をNPCに売りつけ、エンサンダーを購入・・・ラテーヌ縦断旅行の際にLv19まで上がっていたのでそのまま憶えると船に乗り込みました。

久しぶりに乗り込んだ機船の旅は順調で、安全な後部甲板に出てしばし休息を楽しみました・・・俺は意識不明でしたけど、ね。←既に午前3時近くである

マウラに到着してから真の目的のひとつである「ブブリムOPへの補給物資配達」に取り掛かります。



まぁ、案の定途中でゴブに絡まれますが・・・そこは元☆ベテランプレイヤー(笑)ですからね、なんとか振り切って駆け抜けざまに物資を届けます。ズサー!!

そして、デムの石でも取ろうかと・・・思うけど、無理。



タロンギに入ったところでログアウトしました。
【彼の名は】FFXI【エヴォリス】
【彼の名は】FFXI【エヴォリス】
【彼の名は】FFXI【エヴォリス】
さて、NPC以外とコミュニケーションを取る事を禁じられたハードモードのFFXIですが、意外な所から助け舟が来ました。

そう!俺が以前にプレイしていた頃は棄てる以外に処理する方法が皆無だった練成素材「エヴォリス」です。

茶箱を開けるとたまに出現して俺の鞄を無駄に圧迫していたエヴォリスさんですが、どこかのVer.UPでガード商人に押し付けられるようになったようです・・・しかもロンフォール産のエヴォでも一個700ギルで!




「もう、店売りで資産形成なんてどんだけ運営に憎まれてるワケ?」



とか、半ば諦めモードだったAriwaraさんですが、どうやらシャル貝に頼らずに7000ギルほど貯めてスケイル装備を一式購入しました・・・まぁ、頭は買えませんでしたけどね。

スケイルってのは俺好みの中途半端なアレでしてね・・・有名な百人隊長装備以外はほとんど日の目を見ない鎧ですが、あのガチャガチャ感といい装備可能ジョブの多彩さといいクリムゾンの万能ぶりといい・・・兎に角、俺だけにビンビン来るステキ装備なワケですよ。

武器はとりあえずオニオンダガーから王国弓兵正式剣(ランク1交換品)と武器屋で70ギルくらいで売ってるショートボウ、茶箱から飛び出たメープルシールドで見た目(だけ)完全武装状態になりました。

(首・指と耳は仕方無いとしても・・・ベルトとマントくらいは買うかなぁ・・・)



魔法もまぁまぁ・・・ルジヌの店の商品だけですけどね。

先週コンクエ1位のときにスロウを無理して買っておいてよかった・・・イヤ、割とマジで。

昨夜になってようやくバイオを買って・・・ってオイもうLv15だよ?ロンフォから一歩も出ていないのに!

(ああ・・・先週のうちにザルクOP開通させておけばよかった・・・うう・・・)←後悔





そんなワケで今日からラテーヌの☆!









・・・誰か誘ってくれないかなぁ・・・。

2012年11月25日
?
西葛西のドンキ・ホーテで198円で売っていた謎ドリンク・・・。





次回入荷日は未定だそうです・・・急げ!









え?何でこんな時間にソコに居るかって?

まぁ、話せば長いが要約すればこんなカンジだ。

1.清澄庭園のライトアップを観に行く
2.帰りにのらくロードのイタリアン(窯)へ行くが門前払い
3.もう一軒のイタリアンでディナー
4.そこでカシスオレンジを飲んだらメチャ旨かった
5.帰ってから近所のスーパーにカシス買いに行くが、売ってない
6.とりあえず今の時間やっていて売っていそうなのはドンキのみ
7.ウヒョー!やっぱ置いてあったwwww
8.・・・もう風呂入って寝る時間キタコレ




特に説明すべき点は無いな。

カタラーナ

2012年11月24日
カタラーナ
喰ってしまってから気がつく…写真撮っておけば良かったと…。 旨いです…。

夜紅葉

2012年11月24日
夜紅葉
これ…は…ッ!?

2012年11月24日
…
ゴメン…

清澄庭園

2012年11月24日
清澄庭園
ライトアップしてます。
【スクさん】FFXI【お久しb】
見かけたので挨拶しようとしたら紫色のシステムメッセージが流れた。





知らない人には声をかけられません・・・残念!




まぁ、業者tell対策なんでしょうけどね・・・地味に悲しかったですわ・・・。

お金はFovとコウモリで稼ぐことにしましたが、競売やトレード・バザーが一切使えないなるとヴァナショップの値段設定に泣かされています・・・武器・防具は諦めろってか?オイィ?

現在Lv11・・・未だに西ロンフォから一歩も出ないで楽を殴って100expもらって暮らしています・・・。










あ、そうそう!

今日はじめてNPC以外と喋りましたよ!
















日本語は通じなかったですけど、ね!
【ミスラの】FFXI【憂鬱】
【ミスラの】FFXI【憂鬱】
滅多な事では計画通り!にはならないままならぬ世の中ですが如何お過ごしでしょうか?

俺の【ネカマde】FFXI【GO!】「初心者のふりしてガンガンに貢がせてメインキャラ送金ウマー!大作戦~ポロリもあるよ!?~」はトレード&宅配不可というシステム制限により脆くも崩れ去るどころか、南サンドモグ前に30分突っ立っていても3~4人しか出入りしていないという【超絶】パトロン不在【過疎】という現実の前に崩れるどころか建ってもいなかった!という具合です。





・・・なんなんでしょうねェ・・・。





あの、賑やかだったヴァナ・ディールは幻だったのでしょうか?




先日、ふと思いついてDiabloを今のPCにインストールしてみたんですよ。

そしたらちゃんとwin7用のパッチがブリザードのHPにありましてね・・・当てると動くようになるんですよ、97年のソフトが。

で、ちょっと興味があったのでBattleNet.に繋いでみたら・・・やっぱ誰も居ないけど(アジア:jp-1)ちゃんとサーバーも動いてるワケよ。

やっぱスゲーな・・・とか思ったワケ。






俺は・・・一人で黙々と虫を倒すファンタジーを求めているのか?





・・・答えはまだ、出ない。
【フリーと】FFXI【ライアル】
こんにちは、数年ぶりにヴァナディールに訪れたreijirouです。

紆余曲折を経てPC版で帰ってまいりました。





いや、「帰ってきた」というよりは「新しく来た」が正しいですね。

今回は趣味全開の「中川さん」でキャラを作ってみました・・・ええ、ネカマですとも!



昔懐かしいFenrirサーバの古巣、南サンドリア競売前をウロウロしてみますが・・・なに?この過疎っぷり?

全国サーチでも1300人か・・・まぁ、全部用意し終わってログイン出来たの午前二時だもんねェ・・・仕方無いか。

サーチに知った顔もちらほら見られるけど・・・おお!エク様おった!

アール氏などはおらぬようじゃのう・・・裏とか空とかスクさんとかの見覚えのある顔を探すが、あんましおらぬ。



操作に慣れるために外へ出てウサギを殴る。

一匹目で200exp

え?



ちょうどとかなのに200ですか・・・とてもとても優しくなってます?もしかして?



まぁ、その辺で見かけたら生暖かくじっとみつけたり優しくつつきまわしてください。


夢にまで見イール
夢にまで見イール
夢にまで見イール
ふと気がつくと俺は走っていた。

音の無い映画を観ているような不思議な感覚が俺を包む・・・俺は住吉銀座商店街のあたりから、両手で何か風呂敷包みのようなモノを抱えて走っている。

包みの中は鰻重なのを俺は何故か知っている・・・もしかすると俺が買ったのかもしれないな。

兎に角、そんな包みを大事に抱えたまま菊川方面へとひた走る。

そして、松木神父の謎の張り紙がしてある住吉教会前の信号で立ち止まる・・・俺は実はかなりなモラリストなのでたとえ夢の中でも信号と停止線は守る、制限速度に関しては時として柔軟に解釈する・・・まぁ、そんなモンだ。





そこで不意に覚醒する。

気がつくといつもの自宅の寝室・・・ベッドには俺だけが寝ている。

「・・・二度寝・・・してしまった、か?」

俺はなんだか急にウナギが食べたい気持ちでいっぱいになってしまった。


「・・・アレはきっと2500円以上した・・・ハズ!」

そう思うとなんだかちょっと勿体無いようなコトをしたような気がしてくるのだ。










まぁ、遅刻しないで済みましたけど、ね。
VARGO-Titanium-HexagonWoodStove
VARGO-Titanium-HexagonWoodStove
VARGO-Titanium-HexagonWoodStove
最近見つけたお気に入りの逸品。


ナチュラム(5180円)で買うよりヤフオクに出ている方が保障は無いけど安い(4200円)お!



組み立てたら燃焼室の底にティッシュを一枚敷いてから、枯れ枝や枯葉を突っ込んで着火するだけ。

後はほぼ勝手に煙突効果で火勢が強まりまする・・・途中で太目の木材や炭を入れたほうが使い勝手がイイ。←放置できるからね

(枯れ枝ばかりだと煤やヤニが酷くて鍋やカップが大変なことに・・・)



天候や燃料に因っても違うんでなんとも言えないけど、300cc(カップ麺一杯分)の水を沸かすのに正味で10分ほどかなぁ・・・ガスなら5分だけど小さな焚き火の番をしながらの10分は結構楽しいモンです。







まぁ、役に立つとか立たないとかは別にして、オトナの火遊びグッズとしてはなかなかステキなんじゃないでしょうか?

「これは防災グッズ・・・いや、被災時グッズだから・・・全然疚しくないし!」

とか理由をつけて購入するのが無難ですね!

ちなみに室内で遊ぶときにはトランギアTR-B25を燃焼室内に設置して使用するのが一般的らしいですが、燃焼室内の温度が高く火勢が強くなり過ぎて危険なので100均で一人鍋用の固形燃料を購入して使う方がイイでしょう。

(外出時も適当な枯れ枝が手に入らない時のために持っていた方がイイ)




兎に角、コレは買い!

http://ebly.jp/shop/vargo001_detail.html

のぼうの城

2012年11月2日
のぼうの城
楽しみ。







・・・。


「まぁ、これはこれでアリかなぁ・・・」とは思わせる筋。←シナリオ的な

若干、キャスティングに問題があるような気がする。

・巧いヒトとそうでもないヒトとの落差が激しい
・台詞に時代考証が感じられるヒトと感じられないヒトとの混在
   (主に明治以前には一部地域以外では使われない「です・ます」とか)
・合戦シーンの殺陣がアレである・・・いやもうアレでして・・・
・最高に力を入れているとされる特撮がアレである・・・いやm
・宣伝で「この奇策!」と言われるほどの奇策は使われない
・石田光成が痛過ぎて・・・つらいです・・・(観るのが)


つまり、小説を買おうか・・・と思わせる大作です。

(俺の頭の中に再現される合戦の方が迫力ありました)





まぁ、そんなトコだ。
どうやら…
パだったらしい…。
東京都知事辞任
へぇ~



こりゃマジなんだな・・・こりゃ愕いたわ。


…。

2012年10月24日コメント (2)
…。
何が言いたい?
黒ソイのまるごと鍋
…まぁ、味見してないけどな。
【血族の】Skyrim【誇り】
【血族の】Skyrim【誇り】
【血族の】Skyrim【誇り】
続き



俺は自分ではもう少し思慮深い猫だと思っていたんだが、どうやらその認識を改めねばならぬようだと気がついたのは良くも悪くもサイラス=ヴェスイウスのおかげである・・・なんて言っても彼はあまり良い気はしないだろう。

身に余る栄誉が転落の契機となったり、降ってわいた幸運に翻弄されて道を踏み外すこともある。

人間(俺は猫だがトカゲにだって言えるだろう?)一瞬先には何が起こるか解らないが、大切なのは確固たる立場と信念・・・他人に拠ることの無い自分が認める自分自身の持つ存在意義とも言っていい・・・つまりは「己」を強く持っておくことだ。

時に周囲に流され、はたまた独り頑迷に陥る身で偉そうな事は言えぬが、出来る出来ないを抜きにすればそこが「大切」なのは確かな事実なのだ。

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「素晴らしい!・・・ああ、なんと深い・・・吸い込まれるような輝きだ・・ッ!」

次々と口をついて出る感嘆詞が「この男は女を口説くときもこうなんだろうなァ・・・」と俺に余計な感想を抱かせるサイラスだったが、独り言にしては大き過ぎる呟きは徐々にヒートアップしてゆく。

俺は彼が用意してあった木枠の箱に収められた金貨千枚をざっと確かめると、約束どおり「赤表紙の禁書」第四巻を部屋の隅で金貨の詰まった箱に腰を下ろして読み始めた。


第一章を読み終わり一息つこうと顔を上げた時だった。

「ッ!!」

思ったより近くにこの家の主人の顔があった。

俺は思わず身を引き、壁際に置いた木箱に座っていたために背中を板壁にしたたかに打ちつけた。

「・・・そんなに驚かないでくれ、何度も呼んでいるじゃないか?」

俺の目の前にしゃがみこんでいたサイラスはちょっと傷ついたような顔をして見せた。

「ああ、スマン・・・本を読んでいると何も聞こえなくなってしまうもんで、な・・・で、なんだって?」

猫科の集中力がそうさせるのか、俺だけの特殊な事情なのかはよく判らないが、実際にソレが原因で危険な目に逢ったこともある位だ・・・まぁ、筋金入りだと思ってくれて構わない。

サイラスは「ふん・・」と少し呆れるような顔をして見せたが、気を取り直したのか少し興奮した調子で話し始めた。

「・・・実はアンタが最後の欠片を持ち帰ってから考えていたんだが、ね」

彼は立ち上がると俺の前を左右に忙しなく歩き回りながら、手振りを交えて話し始めた。

「私がこの”深遠の暁”博物館を開設したのには二つの訳がある・・・」

「一つは歴史的に見て大きな転換の契機となった”オブリビオンの動乱”について・・・つまり、過去の過ちについて考察し、そこから得られた教訓を今を生きる我々の糧とするため」

俺がここに入って来たのがお昼前だったから、今はもう日が暮れようとしているはずだ・・・外気温は氷点下だろうに、目の前で熱弁をふるう男は額にじっとりと汗を浮かべている。

「いま一つは、極めて個人的な事情ではあるが・・・つまり、そんな世界の変革に(悪い意味でだが)重要な役割を果たした”深遠の暁”教団と、その中でも有力な存在であった我が一族・・・すなわちヴェスイウス家の名誉と栄光を取り戻すことにあった!」

「・・・」

本当に個人的な理由過ぎて笑うことすら出来ない俺を誰が笑えよう?

「しかしッ!」

突然の大声に脳裏に浮かんだ茶々を見透かされているのかと、思わずびくん!と身を硬くした。

「今、ここに我が一族の悲願でもあった聖遺物・・・”メエルーンズ・デイゴンの剃刀”の破片が全て揃ったことにより、新たな目標が生まれたことをここに宣言しよう!」

まぁ、聞いてるのは残念ながら俺だけだけど・・・参考までに言ってみな。

「私は・・・私の先祖が代々受け継いでいたデイドラのアーティファクトを復活させたいッ!」

「はぁ!?」

俺は自らの演説に酔いしれてうっすらと上気し、片方の鼻の穴からは興奮し過ぎたのか鼻血まで垂らしているサイラスの顔をまじまじと見てしまった。

「おい、アンタ本気で言ってるのか?・・・デイドラのアーティファクトに関わって無事で済むなんて思ってるんじゃないだろうな!?」

目の前に立ちはだかり気色ばむ俺にサイラスは一瞬驚いたような顔をする。

(・・・支配じゃない、自発的に、か)

(それだけに厄介かもしれん、な・・・)

デイドラは人を惑わす・・・それは魅惑的な報酬を用いた契約であったり、言葉巧みに人間の自尊心や虚栄心をくすぐり破滅へ向かわせることだったりするが、詰まるところ彼らは彼ら自身の退屈凌ぎの様な理由で人の心を弄ぶ。

そしてデイドラの創り出した秘宝・・・デイドリック・アーティファクトの中には”メファーラの長刀”のように使用者や周囲の人々の心を操り、己が思うがままの惨劇を引起こす危険な物も少なくないのだ。

サイラスが単なる趣味の延長として壊れたアーティファクトの破片を集めているだけならば問題は無いが、これをどうにかして復活させようと言うのならば全力を持って阻止したい・・・なにしろこうなると破片を集めた手前、俺が巻き込まれるのは目に見えている。



「・・・もう一度、落着いてよく考えるんだ・・・この世界を混乱に陥れるのがアンタの最終的な目的だって言うならそれはそれで仕方ないかも知れんが、単なる好奇心や誰かを見返してやろうなんていう程度の低い思いつきでなら絶対に手を出すべきじゃない」

「・・・」

サイラスは「誰かを」のくだりで苦い顔をして見せた・・・やっぱり少し屈折してるんだろうな。

・・・無理も無い、こんな人口の少ない田舎に住んでいて、しかも過去のこととはいえ世界を破滅寸前まで追いやったカルト教団の有力一族だったなんて・・・。

両親は隠したろうその事実を知るにあたり、鬱屈した思いが爆発してこんなトンデモ博物館を開設したりしてしまったんだろう。

(せめてカッコイイとでも思わなくてはやってられないだろう・・・)

そう考えると彼が何時でも何処でも一目でそれとわかるような「深遠の暁」の赤いローブを着ていたり、費用対効果を考えたらほとんど金を捨てるのと同義の全スカイリムに向けたダイレクトメールの発送などは一族と自分のあるべき根拠を彼なりに考えた結果だったのだろう。

「・・・今日はもう遅い、明日またコレを読ませてくれ」

俺が暫く続いた沈黙を破り、手に持っていた禁書を彼に渡した。

・・・サイラスは無言で本を受け取った。

その胸中を思うと同情を禁じ得ないが、かといってそれが唯一の解決法だとは到底思えない・・・結局のところ背負ったものが大き過ぎて、いつの間にか背負っていたはずのソレに寄りかかってしまっていただけなのだ。

自分の居場所とそこに居ていい理由は自分の中に持つ・・・スゴイ家系に生まれたとか、デイドラのアーティファクトが家宝だなんてのは結局自分の拠所にはならないものだ。

(ガラにも無く説教をしてしまった、な・・・)

珍しく雲ひとつ無く晴れ、暗い夜空に淡い緑色の光のカーテンが広がるのを見ながら海辺の道を宿へと向かう。

最後は無言ながらドアを開けて見送りをしてくれた彼に、明日は何か宿で料理でも作ってもらってから行こう・・・そう考えながら星を見ていた。

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翌朝、前夜のうちに宿に言って作ってもらっておいた鹿肉のシチューの入った鍋を片手に、俺がサイラス邸を訪れたのはお昼前のことだ。

短い道中、俺は昨夜のお説教を思い起こして少々気まずさを味わっていた。

(・・・やっぱり軽く謝っておいた方がいいだろうなァ)

「すまない、ちょっと言い過ぎた」とか「俺も若い頃に親父に同じことを言われて・・・ちょっと格好つけ過ぎた、スマン!」とか「昔は俺もデイドラ信者だったが、膝に矢を受けてしまって、な・・・」とか、な。

5分ほどの道のりの間に15種類は考えたと思う、文才溢るる自分が怖いくらいだな・・・だが、結果的にはそのどれもが不採用となってしまった。

海からの風に赤いタペストリがはためく「深遠の暁博物館」の木製のドアには一枚の走り書きがピンで留めてあった。

「本日休館日」

俺が馬鹿みたいに口を開けてソレを見ていたのは数秒間だったと思う。

俺は極めて自然に周囲に目を走らせ、周囲に誰も(特に衛兵)居ないのを確認する。

ロックピックと細身のナイフを使って一瞬で錠を外すと、あたかも自分の家に入るように扉を開けて室内に滑り込んだ。

部屋の中は暖炉の中に僅かに炭が残っているので外よりは大分暖かかったが、人の気配は無くベッドも使用した形跡が無かった。

俺は先ず部屋の奥の展示ケースに近寄り・・・眼を眇め、舌打ちする。

昨夜までここに設置されていた「メエルーンズの剃刀」の破片とシース(鞘)がそっくり無くなっている・・・。

「・・・野郎ォ」

思わず唸り声を上げてしまうが、ふとその隣のケースに眼が行った。

俺が執心していた禁書の展示ケースは一見そのままに見えた・・・が、近寄ってケースの蓋を開けてみると、鍵はかけておらず・・・。

「・・・」

俺が昨日読みかけていた第四巻に何かメモのようなものが挟み込んであった。



もうちょっとだk←狼少年ktkr
【真実の】Skyrim【在り処】
【真実の】Skyrim【在り処】
【真実の】Skyrim【在り処】
吐く息は白く、浅く、速い。

いつもの革のグローブの上から細い毛皮の紐を幾重にも巻きつけ、膨張しきった指で凍るような岩肌を這うようにして進む。

中天に差し掛かった月明かりの照らす古代遺跡の廃墟には、数百メートル離れたここからでも幾つものかがり火が見える。

「・・・朝までには片付きそうだ、な」

勝手に垂れてくる鼻水を啜り上げ、小さく呟く・・・この面倒な依頼もこれで完了だと思うと嬉しいような寂しいような複雑な感情が生じる。

「ま、半分以上は俺の趣味なんだから、な」

俺は古代遺跡の現在の住人たるリーチの原住民に気取られないよう、細心の注意を払いながら急峻な斜面を少しずつ降りていった。


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「やぁ!我が博物館にようこそ!・・・ここには第三期終焉の立役者とも言える伝説のカルトに関する様々な資料が揃っている」

赤い派手なローブに身を包んだ男に突然声を掛けられた俺は、思わず眉間にしわを寄せて男の顔をじっと見つめてしまった。

ドーンスターみたいな田舎に用事があって来ることは滅多に無いが、カジートのキャラバンからムーンシュガーやスクゥーマを仕入れるためにこの町の入り口を訪れるのは数ヶ月に一度くらいだ。

その日もカルジョと少し立ち話をした後、日暮れも近いので宿を取ってから海岸を散歩していた・・・ただ、それだけだった。

赤いローブの男は見つめ返してきた俺の目線をどう受け取ったのか知らぬが、俄然勧誘に力を入れてきた。

「どうぞ中に入ってくれ給え!今ならオープン記念で入館料も無料!そして・・・」

男はちらっと少しだけ周囲に眼をやってから声のトーンを少し下げて言った。

「・・・見たところ優秀な冒険者といった態だ・・・ならば少々頼みたいこともあるし、な」


誓って言うが、俺は宗教とかカルトとかいったものには一切興味が無い。

心から敬愛する神々のためにその身を捧げ、倫理の垣根も踏み倒し、例え破滅の道に至ろうとも歩みを止めぬ・・・などといういささか狂信的な集団に属するなんて考えただけでも怖気が走る。

俺が信じるのは「契約」に基づいたギブアンドテイクの関係だけだ。

まぁ、そういう意味では宗教や信仰の中にもその側面が無いとは言えないな・・・奉仕と加護が表裏一体になる「信ずるに値する相手」となら「契約」してもいい。

もっとも、エイドラもデイドラも俺達のことは虫けら程度の認識なのだろう・・・古来よりその契約が額面どおりに果たされる確率は極めて低いけど、な。


俺が赤いローブの男、サイラス=ヴェスイウスの話を聴く気になったのはどちらかといえば俺の純粋なる好奇心のためだ。

およそ200年前、帝国首都シロディール地方を襲った災厄・・・後に歴史書に「オブリビオンの動乱」と記される内乱は、当時新興カルト集団であった「深遠の暁」が中心になって実行された「皇帝暗殺事件」に端を発しているという。

「歴史は勝者が創る」とは古来よりの常識だが、同時に敗者にも「敗者なりの言い分や道理」があるというのもまた、真理である。

敗れたものの当時の帝国の屋台骨を揺るがし、結果的に現在のアルドメリドミニオンの台頭を許すきっかけとなった内乱を歴史の反対側から垣間見てみたい・・・ふと俺の胸に浮かんだそんな欲求を誰が否定できるというのだ?


サイラスの屋敷・・・いや、まぁ・・・自宅兼博物館は生活臭とカルト教団の遺物を展示したスペースがなんともミスマッチな小屋だった。

彼に案内され、直接解説を聞きながら部屋に設置された4つの展示ケースを順番に見てゆく・・・少々解説がうざったいが、時折興味深いトリビアも織り交ぜた一族の自慢話を聞くともなしに聞きながら、観る。

サイラス館長本人も普段から着用している赤い趣味の悪いローブ(教団の制服だったらしい・・・カルトだってすぐに判っちゃダメじゃね?)、オブリビオンの動乱の際にメエルーンズ・デイゴンの次元とニルン(現世界:タムリエル)とを繋ぐゲートを呼び出したという魔道書(なんと!原書だ!)の一部、「深遠の暁」の側に伝わる伝承書物(これ、盗めないかなァ・・・読みたい・・・)、そして最後の展示ケースには・・・。

「・・・これはかの有名なメエルーンズ・デイゴンの刃”メエルーンズの剃刀”・・・」

サイラスは展示ケースを半ばうっとりするような表情で見つめながら解説を続ける。

「・・・の、鞘だ」

「・・・中身は無いのか?」

サイラスは思わず口をついて出た俺の言葉を待っていたように片方の唇をにぃっとつり上げた。

「ある、確かにタムリエル、いや、現在はスカイリム地方に存在はしている・・・だが・・・」

サイラスが言葉を切ったので、俺は彼の方を向き直って先を促した。

「オブリビオンの動乱が収束した際、メエルーンズ・デイゴンの再臨を恐れた者共の手により致死のアーティファクト・・・すなわち”メエルーンズの剃刀”は砕かれた・・・」

サイラスは慣れた手つきで展示ケースを開けると、メエルーンズの剃刀の鞘をそっと取り上げた。

「鞘は我が一族・・・「深遠の暁」教団の有力者であったヴェスイウス家が聖遺物としてこれを敵の手より奪い返し、代々守り通してきた、が・・・」

「剃刀本体はこれを柄石・柄・刃に分け、決してこれらを再び鍛え直すことが出来ぬようにと三氏族の長に別々に保管させたという・・・」

「ほう・・・じゃあ俺に”頼みたいこと”ってのは・・・」

サイラスは「わが意を得たり」といった表情でにやりと笑った。

「・・・既に三氏族の末裔の住処は調査してある」


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マルカルスを北東に臨む急峻な岩山に囲まれたこの自然要塞に建てられた古代遺跡は、現在ではリーチの原住民であるブレトンの集団・・・フォースウォーンの巨大要塞「ハグロック」と呼ばれている。

その頂上付近の一角は「デッドリークローンロック」と呼ばれ、フォースウォーンに寄生するハグレイヴン共の住処となっている。

俺は・・・個人的にはフォースウォーンの連中が抱く現在のノルド支配に対する怒りには理解がある方だと思っている。

だからなるべく彼らとモメたくない。

ハグロック要塞を入り口から誰にも見つからずに登り切るのは難しいが、岩山を越えて直接山頂付近に侵入すればその危険もかなり回避出来るのではないか?と考えたのだ。

「・・・もう、暫くボルダリングは御免だな・・・」

見張りを一人絞め落とし、縛り上げてテントに放り込む。

かがり火の前で硬直している両手の指をほぐし、防寒着をかがり火の中に脱ぎ捨てていつもの黒っぽい服装に戻ると二度三度と凝り固まった体を動かす・・・そして弓と短剣を確かめると身を屈めて近くの石段を素早く登りはじめた。


古代遺跡の精巧な石造りの水路が縦横に走るこの要塞は、元々は軍事施設ではなく都市だったのではないだろうか?

かつてここにはドゥーマーのような石と金属を主体にした建造物ではなく、木を使った建造物がひしめいていたのかも知れない。

地面に所々穿たれた穴は柱を差込んで楔で留める為のもの・・・そう考えると長い年月や戦による火災などが地表の木造建築部分を一掃してしまい、現在の平坦部と石造りの水路だけを残したのではあるまいか?

月明かりを背に古代に思いを馳せながら石段を上り詰めると、立体的な水路の間を抜ける細い小道が見えた。

そして、その奥には各地で見られる古代ドラゴン語の記されたモニュメントと、祭壇に横たわったフォースウォーン風の人間、そしておぞましいハグレイヴン達が執り行っている怪しげな儀式が眼に入った。


俺は気取られぬように息を殺してハグレイヴン達に接近すると、茂み越しにオリハルコンを心材にした鈍い深緑色のオークの矢を番えた。

ぶんっ!

低い唸りを上げて放たれたオークの矢は、狙いを違わず片方のハグレイヴンを後ろのモニュメントにはりつける。

残る一人が慌てて防護魔法を展開し周囲を警戒しはじめたが、続いて放たれた二の矢はその防護魔法を貫通し、ハグレイヴンはその魔力の青白い残滓を周囲に撒き散らしながら絶命した。

そのとき、視界の端に何か動くものが・・・反射的に祭壇脇の物陰に転がり込むと、祭壇の上に寝かされていたフォースウォーン風の男がゆっくりと起き上がるところだった。

(嫌なものを見てしまった・・な!)

「フォースウォーン・ブライアハート」・・・ハグレイヴン共が怪しげな儀式で創り出した心臓を入れ替えられた死体人形だ!

まだ起き上がったばかりで俺に気付いていないブライアハートは虚ろな眼で何を見ているのだろう?

俺は物陰からそっと背後に忍び寄り・・・あるものを掏り取った。

ゆらっと人影が揺れると、糸が切れた操り人形はそのまま崩れるように足元に倒れた。

俺は右手に握られた棘の生えた心臓を握り潰す・・・なんとも言えぬ嫌な感触がその手に残った。


倒れているハグレイヴンのうちの片方がこの要塞の支配者「ドラスキュア」だったのだろう・・・彼女の懐からは深い藍色の玉石「メエルーンズの柄頭石」が見つかった。

「・・・これで揃った、な」

俺は光沢のある玉石を布切れで厳重に包み、背負い袋ではなく自分の上着の小さなふたつきのポケットに仕舞い込んだ。

------------------------------------------------------------------------


サイラスはこの仕事について一定の報酬を約束していた。

すなわち、三氏族に厳重に保管されているであろう聖遺物の欠片「柄・柄頭石・刃」のそれぞれについて金貨1000枚を支払うというのだ。

だが、俺はそこにもう一つのオプションを要求した。

「あの本を読ませて欲しい」

俺が展示ケースに陳列された「深遠の暁」の伝承書を指差したとき、サイラスはその表情に微妙なものを含んでいた。

「・・・何のために?」

極力落着いている風を装ってはいるが、内心のざわめきが声に出ていた。

「歴史を、本当にあったことを知りたい・・・帝国の、勝者の側の歴史だけではなく敗者の持つ事実をも知りたい」

「敗者」の部分に些か引っかかるところがあったのだろう、サイラスは少し目を眇めた。

数秒間迷うような色が眼に浮かんだが、サイラスは答えた。

「・・・よかろう、展示物故貸し出すことはまかりならぬが閲覧は特別に許可しよう」

「ただし、最初の一冊は今私が見ている前で読むことを許可するが、続巻については聖遺物を一つ入手する度に私の立会いの元でのみ一巻ずつ閲覧を許可するとしよう・・・どうだ?」

俺は「解った、契約成立だ」と軽く首肯した。




今度はもうちょっとだけつづくらしい

カボチャプリン

2012年10月16日
カボチャプリン
ま、もうすぐハロウィンですからね。



猫が実家の畑から送られてきたカボチャを使って「カボチャプリン」を作ってくれました。

・・・とはいえカボチャ成分とプリン成分はキレイに分かれています。

(くりぬいたカボチャの中にプリンの材料を入れて蒸したもの)



普通のプリン+ほんのり甘いカボチャのハーモニーですわ!










朝からなかなかオサレなメニューでした。

注・こういう日は滅多にありませんよ

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